新刊ができました。
『毎日の暮らしが深くなる季語と俳句』笠間書院、2/26発売です。
https://shop.kasamashoin.jp/bd/isbn/9784305710093/
詳しいご案内はこちら↑ をご覧ください。版元HPです。ネット書店へも行けます。
季語ってちょっと面倒なようだけど、たいへんなパワーワードです。
季語があることで、五七五の伝達力は格段に上がります。
俳句を圧縮ファイルにたとえれば、季語は解凍パスワードです。
使わなければもったいない。
この本では、ザ・季語というべき超大物季語の「花」から、
「風邪」「夏やせ」といった、雅でない季語までバリエーションゆたかに取り揃え(お店の宣伝みたいですが)、
俳句とともに紹介します。
季語かどうか、どうやってわかるの? 季語って、誰が決めるの? といった疑問にも答えます。
私は3年前ほど前から、NHKのラジオ番組「ラジオ深夜便」に「岸本葉子の暮らしと俳句」というコーナーをいただいています。
毎回何を話そうか考えて、いろいろ調べ物をします。
「今の時期、こういう季語があるのか」「こういうふうに詠んでいるわけか」
意外だったり共感したり、楽しい時間です。
この本はそうした時間の中から生まれました。
昨日と同じような今日の日が、季語と俳句にふれることで、昨日より少し深くなることを願っています。